投資遍歴④【 激震！】後編

全てが衝撃的でしたが、中でも一番衝撃を受けたのは為替市場でした。

FXのレバレッジも金融不安で抑えていたとはいえ、10倍ほどになっていたので毎晩パソコンのモニターの前で動向を注視していました。ポジションはスワップ目的の外貨の買ポジションのみ。

リーマン破たん前から円高傾向でしたが直後は更に酷い状況でした。そしてある夜に急激な円高進行により各業者などのレート更新がストップ。売り買い共にグレーアウトしてしまい取り引きできずロスカットも出来ない状況に陥りました。

しばらくして強制ロスカットのメールが届き、証拠金約40万は全口座合わせても数千円のみとなってしまいました。それでも追証にならなかっただけでも運が良かったと思いました。 

金額は少額ではあったので損失的な傷心よりも市場がストップしてしまうことに恐怖を覚え愕然としてしまい、何とも言えない不安感にしばらく怯えていた事を今でも覚えています。

株式投資の方も最終的には評価額440万円から180万円ほどになっていました。この時は半ば開き直って損切りせず含み損に付き合う覚悟で一切売ることはしませんでした。

その100年に一度と言われる金融危機をきっかけにしばらくは証券口座や経済ニュースを見るのも嫌になり、投資・金融市場から距離を置くようになっていました。

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